文章上達への近道

作文や読書感想文、小論文など

学校で書かされた文章が原因で

書くことに苦手意識を持ってしまう人が多い気がしています。

宿題や受験対策で文章を書くことは

テーマが決められていることが多いので

なかなか思うように書けないものです。

特に読書感想文。

課題図書そのものに興味を持てなかったりすると、

思ってもいないことで原稿用紙を埋める必要が出てくるので、

苦行以外のなにものでもありません。

自分から進んで書く文章は

学校でいやいや書かされていた文章よりは

上手に書けるはずです。

なぜなら、自分の意志で書くということは

本当に思ったことだけを書くことができます。

本当に思ったことが書かれた文章は

何かしら印象に残るものがあります。

また、本当に伝えたいと思うことを書くときには

読んだ人にわかりやすい表現で

自然と書こうとしています。

だから、上手に書くためのスキルやテクニックは

さほど重要ではないと私は考えています。

ただ、

おもしろくない課題図書で読書感想文を書くときのように

自分の本当の気持ちと向き合わずに

「たぶんこうだろう」と頭で考えた文章を書いていては

文章はいつまでたっても上達しません。

自分が心から本当だと言えることでなければ、

伝えようとする文章は書けないからです。

自分の本当の声を知るためには

自分自身との深いコミュニケーションが必要です。

毎日、時間に追われる生活のなかで

私たちはたくさんの本音にフタをして生きてしまいがちです。

耳を傾けてもらえなかった本音は

本当の自分自身そのものでもあります。

1日にほんの数分でも良いので

自分が思ったこと、感じていることを書いてみる。

最初は何を書いたら良いか、迷うかもしれませんが、

いちど書きはじめると、自分の本当の気持ち、

自分でも気づいていなかった本当の自分を見つけることができます。

書くことで自分を知ることが、

より良い文章への第一歩につながっているのです。

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