保育園に預けられなかったわけ【別居中編・2】

娘の預かり保育は1ヶ月半で終わった。

元夫に家を出るように言われたからだ。

保育園の申し込みをしに役所へいったとき、

配偶者と住所を分離すれば

保育料の基準が変わると聞いていた。

そこで、私たちは実家に帰り、

実家のある自治体の役所で保育園の申し込みをしようとした。

ところが…

同居の無職の祖父母が65歳未満の場合は不可

だと言う。

たとえ、正社員で働いていてもダメということだった。

「待機児童ゼロ」と声高にうたっている背景には

こんなからくりがあったのだ。

実家には該当する人間がいたので、

保育園に預けるという選択肢はなくなってしまった。

確かに

子どもと一緒に児童館へ行くと、

おばあちゃんと遊びにきている子どもを

時々見かけていた。

東京に住んでいたときには

見たことのない光景だった。

実際に預けられたとしても

希望の保育園に預けることは難しかったと思う。

最寄りの子育て支援センターは

保育園に併設されているので

保育園を希望するママたちの会話は自然に耳に入ってきたのだが

翌年の春にその保育園に入れたという話をしていたママは

ひとりだけだったのだ。

つづく

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