忘れられない「悪口を言う人」

10年ほど前、

私はある小さな自治体の図書館に勤めていました。

そのときの教育長は終わっている人で

パワハラ・セクハラ 当たり前。

「お前の胸は垂れている」と

私も直接言われました。

教育長がうつ病から復職したばかりの人を

尋常じゃないほど執拗に攻撃し、

退職に追い込む姿も見ています。

教育長はひどい上司でした。

どんな仕事に対しても、重箱の隅をつつくようなミスを指摘し、

本人に直接言うのはもちろん、

部署の誰かれかまわず、

「◯◯(人の名前)はダメだ!」

と、大声で言って歩くような人でした。

そんな調子だったので、教育長を悪く言う人はたくさんいましたが、

誰ひとり(教育長の愛人と噂されるアルバイト女子をのぞけば)

教育長のことを評価する部下はいなかったのです。

いったい何が教育長をそんな風にさせるのか、

当時は不思議で仕方がなかったのですが、

今ならはっきりわかります。

経験や能力が十分でないのに

教育長に抜擢されてしまったので

周囲を見下すことで 

パワハラで誰かを退職に追い込むことで

自分が組織でいちばん優秀な人間で

自分の権限で何でもできることを

部下に見せつけたかったのだと思います。

きっと、教育長は

自分に自信がなくて

優秀な部下たちに嫉妬していたのでしょう。

なんともあわれな人です。

幸いなことに、現在、その教育長は職を退かれているようです。

しかし、任命権者である当時の町長は

どうして不適格者を教育長に任命したのか。

ありえない判断だったと思います。

私は1年半でその職場を去りましたが、

もう二度とこんな悲劇は繰り返さないでほしい。

そう願ってやみません。

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