声に出して、響く言葉

呼吸法の講座に通っています。

一昨日、宿題が出ました。

「声に出す呼吸」のときに読む文章を決め、

次回の講座までに練習してくること。

「声に出す呼吸」は

吐く息に自分の声をのせながら、

目線の先へ、そして、自分の体に響かせるというもの。

講座のあとのランチ会でどんな文章がいいか、

参加者のみなさんと話していました。

好きな歌の歌詞。

聖書のことば。

いろいろな意見がありました。

私は、好きな文章だと思い入れが深すぎて、

「声に出す呼吸」が朗読になりかねない…

そう思ったので、

あまり意味がないもの、わかっていないものにしようと

あれこれ試してみました。

まずは、気になっていたひふみ祝詞。

短い文章を繰り返す構成。

リズムは 三、五、七 の繰り返しなので、

調子よくできそうかと思いましたが。

思っていたほど、響きません。

独特の節回しがあっての響き

ということがわかりました。

次に、ランチ会のときに話題になった

ラップ。

言葉も詰まっているし、リズムが取りやすいかも?

好きな歌のラップ部分で試してみました。

音階にのせなくても、声に乗せやすい。

韻を踏んでいるから、語感も悪くない。

ただその歌詞には英語が混ざっています。

朗読で Yap!  なんて言うのも気恥ずかしい。

かと言って、10日やそこらの練習で

ラップを再現できるほど、リズム感がいいわけでもない。

なので、この歌詞は諦めました。

ふと、ラップではありませんが、

メロディに歌詞が詰まっている歌を思い出して、

それでやってみたら、

なんとかなりそう!な気がしました。

今、いちばんよく聞いている大好きな歌。

気持ちが入りそうな気もしたのですが、

普通に読んでみると語感がよくて、

テンポよく音読できました。

ずっと、歌詞が好きでこの歌が好きだと思ってきたけれど、

歌詞が耳に入ってくる感覚が心地よかったからだったんだ!

普段は、目にしたときに すーっとテンポよく読めるかどうか、

そればかり考えてきました。

実際に、目の前にいる誰かに言葉で伝えるときは 

声、語感、リズム、テンポも

伝わるかどうかの、かなり重要なポイント!

自分が声にして心地良いか、

相手が耳にして心地良いか。

平面でとらえがちな言葉も

場面によっては立体的に考えた方が絶対にいい!

そう確信しました。

これから、人前で自分の文章を読むときは

そんなことにも注意してやっていきます。

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