セールスマンを見て思考のレッスン

昨日の昼下がりのこと。

我が家の玄関チャイムがなった。

「はいは~い♪」

訪問者が大好きな娘(まもなく3歳)が

私よりも先に部屋を飛び出していく。

居留守が使えない。。。

仕方なく、玄関のドアを開けると

作業服姿の中年男性の姿が。

聞けば、外壁塗装の営業だと言う。

この町内での受注が少なく

本社に掛けあってありえない価格で注文できるとか。

あまりにも気の毒で教えた。

数件先に塗装業の住人がいて

我が家も含め、この区画は昨年、塗装を終えたばかりだと。

営業の男性は言った。

次はいつ頃塗装される予定か? と。

そして、

値段の安さを匂わせる発言を繰り返すのだった。

家主の留守を理由にお引き取りいただいた。

私にはさっぱりわからなかった。

営業の男性の訪問の目的が。

営業職の目的は今、契約を取ることではないのだろうか?

今、契約を取るために、何を言うべきか?

男性が一瞬でも考えている素振りを見せたなら、

私は話の続きを聞いたと思う。

競争相手がいる地域での営業だとわかったなら、

他社と自社のちがいを明確に相手に伝える。

売りたいサービスが今、すぐに必要とされていないならば、

別のサービスを売り込んでみる(もらったパンフにはいろいろ書いてあった)。

話を切り上げて、他の区画を回ってみる。

方策はいくらでもあったはずなのだ。

どんなにいい仕事で価格が安くても、

外壁塗装を頻繁にする人はいないのだから。

文章を書くことも同じ。

どんな情報を提供できるか。

特別な情報でなくても、

涙がでるほど笑って、落ち込んでいた気持ちが元気になるとか…

読んだ人にプレゼントできることはなにか。

常に考えていきたい。

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