文章を仕事にしていて難しいと思うのは、
書いている自分が満足しているだけではダメで、
読んでくれる人だけが満足している文章でもダメなところ。
自分の伝えたいことをそのまま書くのではなく、
読んでくれる人が知りたいであろう情報に沿った形に
編集する作業が必要なことです。
文章を読んでもらうことが目的で書くのならば、
読んでくれる相手の好みに合わせて
いろいろな表現方法や構成を考えなければなりません。
「伝えたい!」という情熱の強さで伝わる文章も確かにありますが、
たいていは直球勝負では伝わりません。
大切なのは、読んでくれる相手を知り、読みやすい形の文章に持って行くこと。
まずは読んでもらわないと始まらない。
「おもしろい!」と、最後まで読んでもらい、
「またこの人の文章が読みたい!」と、反響が生まれたら。
読みやすい文章が書けたということになると、(勝手に)思っています。
読みやすい文章を書くために、いつも気にしているのは
世の中の空気。
電車やバスの移動中やスタバのソファで
聞こえてくる声に耳を澄ませ、さまざまな世代の人の日常を垣間見ます。
世の中の空気は
テレビやネット、雑誌だけでは、本当のところに触れられない気がします。
直接、さまざまな人々と話をするのは難しいですが、
少しでも感じるチャンスは逃さないようにしようと決めています。
特に、自分とはちがう世代の人の話は、
意識していないと耳にするチャンスがないので。
コメントを残す