私が在宅で仕事を始めたのは
娘が1歳4ヶ月のとき。
4月上旬に元夫が全財産を持って家を出て行ったのがきっかけだった。
娘を預けないと就職活動ができない。
役所に保育園の入園申し込みに行ったのだが、
年度初めで正社員の人でも待機が出ている状況。
しかも、配偶者の前年度収入で保育料が決まるため、
普通のパートでは収入が保育料に消えてしまうことがわかった。
当時、娘と私は週1で英語を習いに行っていた。
月謝は元夫の口座から引き落とし。
そこでは1ヶ月半になる月から週5で預かり保育があったので、
翌月から日中は預けることができた。
それでも、娘が寝てから明け方まで
毎日パソコンに向かっていた。
子どもの相手をしながらでも文章を書ける人もいるとは思う。
でも、私は何かと同時進行で書くことは
未だにできない。
そして、子どももひとりで遊べる年齢ではなかった。
(今でもひとりで遊んでいられるのは20分くらいだけど)
睡眠時間は3、4時間程度だった。
専業主婦でいることはリスクが非常に高いと思い知った。
収入の柱を配偶者だけに頼ってしまうと
配偶者が倒れたときに、にっちもさっちも行かなくなってしまう。
子持ちの専業主婦が子どもの預け先を確保した上で、
仕事に就くのはハードルが高い。
しかし、それ以上にハードルが高い経験が
このあと待っているのだった…
つづく
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