「どうしたら上手に文章が書けるの?」
今にかぎらず、子どもの頃からこの質問をよくされてきました。
「文章」のところに入る文字は
「作文」や「小論文」、「レポート」になることも多かったです。
早い人だと小学校に入ったときから、
文章を書くことに頭を悩ませています。
みんなと同じように学校へ行き、勉強しているのに
「どうして上手に書けないのだろう?」と。
子どもの頃は答えられなかったこの質問。
今ならこんな風に提案できます。
その悩みを解決するには・・・
手書きでコピーしてみませんか?
答えは「書き写す」ことです。
単なるコピー&ペーストではなくて、手書きで。
私は子どもの頃、どうしようもない悪筆でした。
どうしたら字が上手に慣れるのか悩んだすえに
やっていたのが国語の教科書をトレースすること。
そのかいあってか、今は解読可能な字を書けるようになっています。
同時に、模範的な文章を書き写すことにもなっていたのだと思います。
国語の教科書を使って良かった点は
書き写す前に、宿題や予習でひととおり目を通している文章だったので、
どんな風に文章が展開していくのか、理解していたことです。
さらに書き写すことで、
「この一文はもののたとえだけど、こういうことが言いたいらしい」
「この段落は短い文章が多くなって、事実が並んでいる」
「ここは著者の主張の理由が書いてあって、ここからが結論の始まり」
などなど、文章のリズムを体で感じ、覚えることができました。
文章のリズムや意見の主張のしかた、話の展開を体で理解すると、
自分で文章を書いたときに、自然と書き写した文章をまねして書くようになります
(わかる人にはわかるようで、私の文章もよく書き写していた作家さんに似ていると
言われてしまいます)。
もし、「こんな文章を書いてみたい」と憧れている方がいらっしゃるのなら、
その方の文章を書き写してみるとよいかもしれません。
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