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創作の楽しさに気づいたのは
小学生の頃でした。
学校があまり好きではない私にとって
物語を書くことは唯一の楽しみでした。
夜も布団の中に懐中電灯を持ち込んで
こっそり書いていたせいか
視力が低下。
親に書くことを禁止されたほどでした。
それでも、頭のなかは
日常生活そっちのけであれこれ想像していたので
授業中に当てられて、
答えられないこともしょっちゅうでした。
子どもの頃はあまりにも知らないことが多すぎて
登場人物の設定や大まかなストーリーを考えるのは
好きでしたが
いつも結末まで書き終えることができずにいました。
作品を完成させる過程の楽しさを知ったのは
大学の卒業制作でした。
その頃には図書館に勤務していたので
わからないことをどうやって調べたらいいのか
だいたいわかっていました。
大学に入る前にはライターの仕事もしていたので
取材することに抵抗もありませんでした(人見知りだから緊張はするけれど)。
たくさんの本からインスピレーションをもらい、
取材対象との奇跡的な出会いで
作品の方向性が決まったり…
準備段階から脱稿まで
あんなに幸せだった時間は 出産をのぞいては ありません。
卒業制作で書いたストーリーのきっかけも
つらいできごとでした。
どんなにノートに書いても
ブログで公開しても
たくさん人に話を聞いてもらっても
いつまでもいつまでも心から離れずに
数年経ってしまったくらい重いできごとでした。
フィクションという形で
自分の思いを書き切ることで
なんとか立ち直ることができました。
フィクションなら
事実を
後悔のない形でにつくりかえ
架空のこととして公表することができます。
(あまり事実に沿いすぎると関係者からクレームは来そうですが)
もし、何を書き出してもどうしようもないときは
自分がどうだったらよかったのか
事実を塗り替えるストーリーを組み立ててみるのも
いいかもしれません。
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